27歳にして初めてアトピーになった時、本当にショックでした。
皮膚科の先生には「しばらくは無理しないように」と忠告されたものの、手がけていたブロジェクトは佳境に入って大事な時期。とても休養など取れない頃でした。
大事な会議で急にかゆみが襲ってきたら・・・
湿疹だらけの顔で取引先に行くことになったら・・・
考えただけでゾッとして、どうしてこんなことになっちゃったんだろうと激しく落ち込むばかり。
ようやくめぐってきたチャンスだったのに、どうして今?
家の中でモンモンとしていた時、急にAちゃんの顔が浮かびました。
幼なじみのAちゃんは、小さい頃からアトピーっ子。
それなのに症状がひどい時でも笑顔で明るくて。思わずAちゃんに電話していました。
久しぶりの電話にもAちゃんは驚かず、興奮状態の私の話を辛抱強く聞いてくれました。
Aちゃんは今もアトピーを抱えているようで「マリちゃんの気持ち、よくわかるよ」と言われた時は、泣きそうになってしまいました。
「大丈夫だよ。アトピーは自分のケア次第でグンと楽になるから。私もそんなに苦しまなくなったよ。マリちゃんも心配しなくていいから。」
というAちゃんの言葉に、どれだけ励まされたか・・・!
Aちゃんとの電話を切って、ようやく落ち着きを取り戻した私は決心しました。
「なっちゃったものはしょうがない。よし、こうなったらケア方法をトコトン調べよう!」
週末を利用して、私は図書館に通ったりネットをチェックしたりして、大人アトピーについて研究することにしました。
そもそもアトピー性皮膚炎とは、アレルギー物質など、何らかの外的刺激によって体の免疫機能が過剰反応を起こし、皮膚が炎症を起こしたり、湿疹やかゆみなどを引き起こすこと。
これまでのアトピーは、先天性のアレルギー体質によって起こるとされ、主に食物アレルギーが原因とされていました。
子供時代に発症することが多く、年齢を重ねると自然と改善されていくのが一般的でした。
ところが近年は、大人になっても悩まされる人や、私のように成人してから発症する人が急増しているといいます。
特に20代後半から30代にかけて大人アトピーに悩まされる人が多くなっているとか!?
典型的な症状は、発疹とかゆみ。
特に大人アトピーの症状としては、かゆみの激しさが特徴。
子供の場合は紅斑(こうはん)と呼ばれる、赤く盛り上がった湿疹が多いのですが、大人アトピーの症状はこれに痒疹(ようしん)と呼ばれる、激しいかゆみを伴う丸い湿疹があらわれます。
これがとにかく、かゆい!
皮膚科に行った時に「時々かゆみを感じることはありませんでしたか?」と先生に言われて、そう言えば・・・と思い出しました。
かぶれたのかなー、蚊にさされたかなー、と思う程度でしたが、無意識でかきむしっていたようで気づけば体中どこもかしこも傷だらけ。
かゆみが激しいと、何も手につかなくなります。
仕事に集中できないし、いてもたってもいられないほど。
我慢できずにかきむしると、肌が傷ついてどんどん荒れていきます。
蚊にかまれたわけでも、乾燥肌でカサカサでもないのに、肌にかゆみを感じることがあれば、あなたもアトピーを疑ったほうがいいかもしれません。